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今月のインタビュー「この人に聞く」 |
エコな取り組み |
20代という若さで農業の世界に飛び込んだ須藤陽子さん。毎月約100軒の顧客へご自身が栽培した無農薬野菜を販売されています。栽培、荷造り、配達、すべてをほぼ一人でこなすという須藤さん。そんな彼女が農業を志したきっかけは環境問題とのこと。農業と環境問題がどのようにつながるのか、お話を伺いました。
● すどう農園
私の思う農業という仕事
キラキラ農業第34回毎日農業記録賞入賞作品集より−掲載記事
/発行制作:毎日新聞社
家の光10月号 - 掲載記事
/発行:JAグループ(社)家の光協会 |
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農業の世界に飛び込んだきっかけ
そもそもこのこの仕事を選んだきっかけのひとつに環境対策があるとお聞きしましたが、
どういうことでしょうか?環境と農業が結びつかないのですが・・・
環境問題に関心を持つようになったきっかけは、高校生の頃に読んだ、2冊の本でした。有吉 佐和子さんの複合汚染と、レイチェルカーソンの沈黙の春です。環境問題に関心のある人にとっては有名な本なのですが、この本に影響されました。これらの本を読んで「環境に負荷をかけない生き方をしたい」と強く思いました。
元々、自然が好きだったということもあると思います。
小さい頃から、家の周りの畑で遊ぶことや、母と一緒に行く山歩きが楽しくて、大好きだったんです。電車に乗れば、田んぼが続く風景を見るのが好きで、川がある風景や、一枚の葉っぱを見ては美しいと思う、そんな子供でした。子供なのにお婆ちゃんみたいですけど(笑)
そんなことから、大学は人文学部の環境コースを選びました。
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有機農業との出会い
高校生、大学生くらいですと自分のやりたいことがわからないという人も多いと思いますが、高校生の頃から具体的に農業をやりたいと考えていたのですか?
いえ、環境問題について学びたいという思いはありましたが、そこまで具体的には考えていませんでした。文章を書くことが好きだったので、「編集」関係の仕事もいいな、と漠然と考えていました。文章と環境、その両方を学べる学校ということで、京都にある大学の、人文学部、環境コースを選びました。
具体的に農業の世界に進みたいと思うようになったのは、有機農業が専門の先生との出会い、そして3年生のときのフィールドワークがきっかけです。
人と自然の共生がライフワーク
フィールドワークでは実際に農場を回ったのですがその現場をに目の当たりにするにつれ、農業、そのなかでも有機農業こそが私のやりたいことという想いが強くなりました。有機農業って、まさに自然と人間の共生を実現するものなんですよ。肥料は地元の天然素材を使い、旬の野菜を栽培して地元の方にお届けする・・・循環型社会を実現するものなんです。農薬を使いませんので、土も汚しませんし。
私は、旬の野菜をお届けすることをモットーにしていますが、これも環境に負荷をかけないためのひとつの方法です。
実は旬の時期以外に野菜を出荷すると、高く売れるんです。旬の時期はそれだけ同じ野菜が出回り価格が安くなりますから。でも、本来生育する時期以外に栽培しようと思うと、野菜自体がひ弱になってしまう。だから虫もつきやすくなって農薬が必要になる、寒さにも耐えられないから暖房が必要・・・そうすると自然環境にも良くない。人間の思うように自然を操ろうとすると、どこかにひずみがくる、そんな風に思います。自分達のためにと思ってやったことが、結局は自分達の首を絞めることになってしまいますよね。そうならないためには自然と寄り添って生きることが必要だと思います。
将来の夢
将来の夢や具体的な目標はありますか?
パテを作って販売したいと思っています。くず野菜や、規格外で販売できない野菜を無駄にせず有効に活用するためにもぜひやってみたいです。
パテとは何ですか?そもそも美味しいの?!
美味しいんです!!主にパン、例えばフランスパンに塗っていただくのですが・・・(と、ここでパテを実際に販売している店舗の写真と、パテの写真を見せていただきました)
確かに、美味しそう!材料によっていろいろな味が楽しめるのですね。
将来は、このパテの製造・販売にも挑戦したいと思っています。製造用の工場を用意して、パンはピザ用の釜がすでにあるのでそれで焼いて、販売用の店舗もあったらいいなあ・・・考えるとワクワクしてきます!2月が農閑期なので、具体的に調べたいと思っているんです。
パテ、食べてみたいです!実現されるのを楽しみにしています。
今日は、お忙しいところありがとうございました。
聞き手:WEBデザイン夢彩図 小野貴子 |